気に入ったリュックをカメラバッグに。自由に仕切りを変えられるインナーバッグ「TARION ZONE」の汎用性がすごい。【レビュー】

わざわざおしゃれなデザインのカメラバッグ探さなくても良くなったかも。
Kickstarterで出資していた「TARION ZONE」というモジュラーバッグが届いたので、レビューしていく。

僕が購入したのは、バックパックを含む全部入りではなく「インナーバッグ」と「ショルダーバッグ」の2つ。特にインナーバッグが、可能性あふれる仕上がりだった。


思ってたよりも一回り小さめのサイズ感

TARIONは、Amazonでとてつもなく高評価を叩き出す中国のカメラ関連メーカー。
金額に対して製品自体の出来はかなり高いようで、コストパフォーマンスの高さが特徴的なメーカーだ。

今回紹介する「TRAION ZONE」は、モジュラー式で内部の仕切りを自由に変えられることを売りにしているカメラバッグ。
コストパフォーマンスが売りのTARIONが、Kickstarterで出資するのはなかなか意外とも取れるのではないだろうか。
企業として自信を持ったアイディアで「攻め」に出た製品だと見て取れる。

届いた製品は思ったよりも小さい。インナーバッグだから当たり前ではあるのだけれど、大きすぎず小さすぎずいいサイズ感だ。

付属しているディバイダーは3種類6枚で、オレンジのタグがついている面が縦方向に入る。
縦横同じような長さのものもあるが、縦横は決まっている。間違えるとねじ込むような感覚になる。

使用しない時に折り畳みができるのものユニークだ。
荷物が多いキャンプなんかでは意外と嬉しい。


モジュラー式でバリバリにさよなら

この製品の最も大きな特徴はモジュラー式の仕切りで自由度の高い収納ができることだ。
従来のカメラバッグは、ディバイダー(仕切り)がマジックテープで固定されるものがほとんど。
一方でTARION ZONEはディバイダーが差し込むだけという手軽さで、十分な固定とクッション性を得ることができる。

 

僕もThinkTankのキャリーを使うときはそれはもう盛大にバリバリしている。案外想定外のところでくっつくと、めんどくさい。仕切りを変える手軽さはTARION ZONEが優秀だと思う。

一方で自由度はあくまでもマスの分だけ。マジックテープはほぼ無限と考えると、そこだけは気にしてもいいかもしれない。


強度とクッション性が優秀な仕切り

このモジュラー式の中で結構重要なポジションを担うのが、ディバイダー。
構造は、外の板と板をゴムで繋いでいる状態をディバイダーで突っ張るという感じ。
このときディバイダーが弱いとクシャッとなったり、固定がゆるいと形状が潰れる原因になる。

しかし、芯材にはあのペリカンケースなんかにも使われるPPが使われている。これが結構硬い。
収納物に当たる部分は、スポーツウェアにも使われるようなライクラという素材。クッションとして間にサンドイッチされるのはインソールによく使われるEVA素材だ。

さすがモジュラーシステムの根幹を成すディバイダーというところか。インナーケースとして柔らかさと硬さを両立しており、かなり手の込んだディバイダーになっている。


あると便利な外側につけられるマジックテープ式のポーチ

僕がこの製品をKickstarterで購入しようと思った決め手はこの機能。
案外こういうカメラバッグ系は、ケーブルだったり細かい荷物の入れどころに困ることが多い。そういった問題に対してマジックテープ式のポーチとは。うまく解決する方法を考えたなと思う。

付属しているポーチは大1、中2、小1、バッテリー用が3つだ。
バッテリーケースはマジックテープの弱さから、個人的には使わない方がいい。
むしろこちらの方がおすすめだ。

付属しているもの以外でも、マジックテープを貼るだけで収納できる。
僕の場合はよくMacbookの裏にマジックテープを貼り付けているSSDを付けるのはいいかなと思っている。かなり役に立ちそう。


ちょっとだけ残念なポイント3つ

1,耐久性に対する不安

側面のゴムが伸び切ったとき、多分ディバイダーごとズルズル落下すると思う。

2,側面がすっぽ抜ける

バックパックと合わせた時、サイドアクセスに使うために側面が一面何もない。
僕のようにインナーバッグとして使う場合、これはちょっと心配。インナーバッグだけを引っ張り出した時に機材が落ちるリスクがある。

3,付属しているポーチのマジックテープがちょっと弱い

思っているより半分くらいの弱さだった。バリバリもほとんど言わないくらい弱い。
特にバッテリーケースのマジックテープは本当に使い物にならない。


使い道はカメラだけじゃない

この製品はカメラむけに作られた製品だが、個人的にはそれだけで使うのはもったいないと思う。
個人的おすすめの使い道は3つある。

1,キャンプ

これは公式でも記載されている。公式で掲載されている内容には謎の瓶ビール?が映っている。
個人的には重ねて収納したい食器・カトラリー関連と、OD缶、ランタンあたりを入れることを推奨したい。画像はマグカップを重ねて入れてみた様子。ピッタリ。

2,フリーアドレスのガジェット入れ

フリーアドレスだとどうしても充電器やキーボード、マウスなどを運ぶことがあると思う。こういう時にも役立つことは間違いないだろう。
USB-Cハブを側面にマジックテープでつけておくのもいいと思う。
ちなみに、HHKBのキーボードサイズで若干上が出る程度だ。参考になれば嬉しい。

3,ゲーム関連の持ち運び・整理

カメラと同じくらいに持ち運びで保護が必要なものは、ゲーム関連だと思う。
特にニンテンドースイッチなんかは画面が結構大きいし、専用ケースを付けるとさらに大きい。僕みたいな人間だとプロコンを持ち運びたくもなるから、ケースが多くなって結構大変だ。

そんな時にTARION ZONEを使用すると結構綺麗に収まる。狙ったかのように。
横も縦もニンテンドースイッチサイズだ。プロコンも入るし、充電用のケーブル類も全て入る。

むしろカメラケースというよりもスイッチケースにした方がいいかもしれない。全てのスイッチユーザーに知って欲しい。


自由度と強度とを兼ね備えたインナーバッグ。念の為ひとつ持っておくと嬉しいかも。

カメラバッグとして購入した製品だったが、これは正直カメラだけに使うのはむしろ勿体無いような印象まである。
トートバッグ以上・ハードケース未満。簡単に調整できるセミハードケースって案外比較対象がない。

リュックだけじゃなくてキャリーケースにも使える。ショルダーバッグにも使える。
壊さずに持ち運ぶ気軽な手段として、かなりおすすめできる一品だ。