【EDCカメラ三脚】完成度の高いフレキシブルな三脚「ゴリラポッド 3K PRO」を徹底比較レビュー

今日は定番中の定番フレキシブル三脚、「ゴリラポッド」について話をしていきます。

現在僕は2種類のゴリラポッドを持っています。

一つは今回の本題、「ゴリラポッド 3K PRO」


もう一つは、「ゴリラポッド マグネティック325」というスマートフォン用のミニ三脚です。

おまけ+比較として、このミニ三脚についても話をしていこうと思います。


ゴリラポッドとは

https://joby.com/jp-ja/gorillapod-flexible-camera-tripods/
https://joby.com/jp-ja/gorillapod-flexible-camera-tripods/ より引用

ゴリラポッドとは。2006年にJOBYという会社がサンフランシスコで開発した三脚です。

現在このJOBYという会社はVitecグループに買収されている模様。ManfrottoもLoweProもなんですね、、、びっくり、、、

ゴリラポッドの特徴はなんと言ってもみんなが一度は見たことがある「ぐにゃぐにゃ曲がる足」

この足によってその辺のポールや木まで三脚になります

さらに、「軽いこと」「小さいこと」も大きな特徴です。

https://joby.com/jp-ja/gorillapod-3k-pro-kit-jb01566-bww/
より引用

この特徴から通常の三脚よりも優れているのが、「様々な高さにカメラを配置できること」です。

付近にある巻き付けられるもの=カメラを配置できる高さになるので、実質無制限の高さの三脚を持ち運べます

また、通常の三脚よりも低い高さまで下げられるのもゴリラポッドならではといえるでしょう。

いつでも持ち運べる軽さ・小ささなので、常にカメラバッグに入れておいて損はないと思います。

https://joby.com/jp-ja/gorillapod-3k-pro-kit-jb01566-bww/
https://joby.com/jp-ja/gorillapod-3k-pro-kit-jb01566-bww/
より引用

一方で周りに巻き付けられるものが無いと高さのあるセッティングを行うことができません

一般的な三脚と、両方持っておいて使い分けるのがいいでしょう。

また、ゴリラポッドといえばYouTuberがこのように使っているのを見たことがあると思います。

一眼レフのような重いカメラ用の自撮り棒は無いので、このような使い方にもゴリラポッドはおすすめです。


ゴリラポッドの違い

ゴリラポッドは基本的に同じ形ですが、現在カメラ用だけでも10種類を超えています

このゴリラポッドの違いは下記の通りです。

対荷重の違い
素材の違い
アクセサリーの違い

対荷重の違い

まず、対荷重の違いは製品名に入っています

例として、今回紹介する「ゴリラポッド 3K PRO」は3キロ

5Kは5キロ、1Kは1キロ、325は325gです。

ゴリラポッドにのせる機材の重さを考えながら選ぶといいでしょう

素材の違い

素材は大きく分けて2種類、ABS樹脂アルミニウムです。

基本のシリーズはABS樹脂を使用していますが、重いカメラを載せるような

1K、3KのシリーズにはPROという名称でアルミニウムが使われており、

最も対荷重の強い5Kでは標準でアルミニウムが使われています

アクセサリーの違い

ゴリラポッドは「足のみ」「足+雲台」「足+雲台+腕など」の3種類があります

最後の「足+雲台+腕など」はそこまで気にしなくてもいいと思いますが(非常に特殊なニーズになるため)、

カメラを設置後に首振りしたい人は、必ず雲台ありの「キット」という表記のあるものを選びましょう


ゴリラポッド 3K PROとは

ミラーレス一眼に最適なプロ用アルミニウムフレキシブル三脚
3kgまでのカメラまたはアクセサリーを搭載できるボールヘッド付きGorillaPod三脚の最新モデル。
HPより引用
前述した違いの通り、このモデルは

3キロの耐荷重を持った、アルミ製の雲台付きゴリラポッドです。

3キロという耐荷重はかなりの重さに耐えることができます。

僕が現在メインで使っているα6600は本体+バッテリーで約503gなので、

かなりの重さのレンズをつけても余裕で耐えることができるでしょう。

また、この3K PROキットと5Kキットの2モデルは、雲台の部分がアルカスイス互換のクイックリリースになっています

僕はPeak DesignのCaptureを使用しているので、この構造は非常に助かりました。


外観

では、外観を見ていきます。

アルミニウムを使用していることからかなりツヤがあります。雲台の首の部分は艶のないマットな赤色。
金属光沢が残っているので高級感があり、かなりかっこいいです。

開いた状態
開くときの力はゴリラポッドシリーズによくありますがかなりの力が入ります。
雲台部分の首振り+横回転は右側のネジひとつ緩めると全て動きます。
首部分は横回転より若干固く固定されており、動かすときに毎回ちょっとだけ固まるようにできています。

マグネティック325との大きさ比較。
かなり3K PROが大きく見えますね。
マグネティック325の首振りは力づくで曲げるタイプの自由雲台です。

iPhone XSと並べてみると、、
かなり大きいのがわかるかと思います。

3K PROの重さ(実測値)
ペットボトル分くらいですね。

325の重さ(実測値)
本当に軽いです。いざというときのために忍ばせることもできますね。

リュックに入れると、、
かなり大きいのがわかると思います。

結構かっこよく写りましたね。

外観はこんなところでしょうか。次からは実際に検証を行なっていきます。


スマートフォンをセッティングするなら?

ここから、ゴリラポッド 3K PROだけでなくゴリラポッド325とも比較して見ていきます

まずは、スマートフォンをセッティングする場合を想定してみましょう。
スマートフォンをセッティングするために、マンフロットのMCLAMPという製品を使用します。

3K PROでやってみた場合

325でやってみた場合


3K PROは明らかにオーバースペックです。

また、325はマグネットが内蔵されているので巻き付けなくても固定することができました。
その上セッティングが非常にスムーズにできる利点がありますね。


GoProをセッティングするなら?

2021年現在、ゴリラポッドからはGoProをセッティングできる「ゴリラポッド500アクション」という製品が出ています。

手元にないのでなんともいえませんが、雲台が外れない機構に見えます。
せっかくならスマートフォンやカメラも固定できる方が嬉しいので、こちらも手元にある2つで検証していきたいと思います。

3K PROでやってみた場合

325でやってみた場合


おや、マグネティック325が余裕ですね!!
個人的には重さで垂れ下がることを予想していたのでびっくりです。
GoProのための三脚は、マグネティック325で全然いいと思います。


一眼をセッティングするなら?

今回の一眼レフの重さはこちら。

3K PROでやってみた場合

325でやってみた場合



3K PROは余裕です。超余裕です。ずっと持ち歩いているので知ってましたけど、まあ余裕です。

驚いたのはマグネティック325が健闘したこと。3KPROのような余裕はないですが、ベタおきで首振りくらいはやってくれました!

なんか応援したくなっちゃいましたね。ちなみに最後の落ちそうな状態はこの直後外しました。実用できませんね。
3枚目の自立も角度によります。使えるかと言われると、使えません。しかしいい三脚ですね。


おまけ
Apture AL-MCはマグネティック325で固定できるのか。


A.がっつり固定できる。


総評

ゴリラポッドマグネティック325

使いやすさ 4
耐久性 4
固定力 3
完成度 3.5
総合3.6

ゴリラポッド 3K PRO

使いやすさ 3.5
耐久性 4.5
固定力 4.5
完成度 5
総合 4.4

ゴリラポッドシリーズは構造が既にこれ以上ないほど洗練されている(付け足しようがない)ため全体的に完成度が高く、特に3K PROに関してはこれ以上完成度を上げる予知のないものと言えます。

一方、ABS樹脂を使用していることや、そもそもプロユースを目的とされていないマグネティック325に関しては、もう一歩という点が見えました。少し辛口の評価になったと思います。

一方で足先に磁石を内蔵していることは使いやすさに直結しており、様々な場所に気軽に設置したいスマホカメラ世代としてはかなり嬉しい製品です。

ゴリラポッド全体のマイナス評価として、収納する際と設置する際にものすごく面倒な手間がかかります。

ただの三脚として使用するだけでも、頑張って開いて、ちゃんとぐらつかないか確認して、カメラを水平にして、、、

こればっかりはゴリラポッドの構造上仕方のないことですが、毎回使っていると手間ではあります。

僕のような通常のコンパクト三脚の目的も兼ねている人は、使いやすさが減点されてしまいます。

現在このようなフレキシブル三脚は実質ゴリラポッド一強です

ただ床に設置するだけでなく、ポールや木の幹などにセッティングするという目的であれば

ゴリラポッドを購入して間違いないと思います。

しかし、一眼レフで自撮りをするという点であれば、現在対抗製品に「Switch Pod」という三脚も出ています。

この製品についても機会があればいつか比較レビューができればと考えていますので、その際はぜひみてみてください。

ゴリラポッド 3K PROの最終評価は「迷ったら買うべき」です。

ぜひ

自分の持っている機材にあったゴリラポッドを購入する参考になったなら嬉しいです。

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