【レビュー】カメラ初心者におすすめの照明機材【作例多数】

 

僕が写真を始めて真っ先にぶち当たった壁が、照明です。

かっこいい写真を撮るためには、かっこよく見える光がどうしても必要でした。

しかし、「カメラ初心者 照明」「ブツ撮り 初心者」などで調べると

安くて質のいい照明は日光!昼間に窓の近くで撮ろう!

と出てきます。これが最も大きな壁でした。

平日の昼仕事してるし。休日家にいないことも多いし。そもそもいい感じの光の入る窓ないし。

照明機材が欲しいのに照明機材を紹介してくれません

どうにかして照明を調べて出てきた記事、結局商品の紹介だけで作例がない。

本当に撮りたい写真が撮れるの?光量足りないんじゃない?

そんな中で少しだけダメもとに思いながら、思い切っていくつかの照明を購入しました。

カメラを始めた初心者の方、照明を探しているのであればぜひこの記事を参考にしてみてください。


選び始める前に決めておくべきこと

まず、一番最初に決めておくべきことが2つあります。

それは、「どのような写真を撮りたいのか」「予算」の2つです。

この二つを決めておくことで、そのあとの全ての流れがスムーズになります

撮りたかった写真の画像

まず、「どのような写真を撮りたいか」ですが

自分の撮りたい写真に最も近しい写真を、選んでおくと良いでしょう。

憧れの写真家さんの作品や、「こんな風にかっこよく撮れたらいいなあ」という写真を選んでおくと

そのあとの流れはスムーズになります。

次に「予算」です。

予算が決まっていないと、どこまでも高い金額の製品を見てしまいます。

特に照明機材は、安いもので数千円から高い者で数十万円まで幅があります

漠然といい照明が欲しいではなく、○万円くらいで欲しいなぐらいの気持ちで考えておくといいでしょう


定常光とストロボ

「どんな写真を撮りたいか」「予算」の二つが決まると、どの機材が必要なのか絞られてきます。

一方で、照明機材がどうやら定常光とストロボ(フラッシュ)という2種類あることで迷うでしょう(僕はそうでした)。

定常光は、蛍光灯などの普通のライトのように常に光り続ける照明です。ストロボは、シャッターを切る一瞬だけ光る照明です。

それぞれの特徴は次のとおりです。

定常光→常に光り続けるためセッティングがしやすい。動画で使用できる。価格が高い。

ストロボ→最も太陽光に近い光を出すことができる。動画では使えない。価格が安い。

結論から言うと、動画を撮らなければ圧倒的にストボロがコスパいいと思います。

この結論に至った理由を、実際に購入した時系列に合わせて紹介をしていきます。

最初に選んだ照明

最初に選んだ照明は、Pixel G1SというLEDの定常光です。

LED照明の中でも価格が安く、Amazonでの評価もそこそこ高いです。

購入した理由は、安いから。安くていい写真が撮れるに越したことはありません。

一方ネガティブな考えとして、「あんまり仰々しい照明だとちょっと気が引ける、、」というのもありました。

実際に使ったところ、この照明自体の出力は小さくはないのですが、欲しかった量の光はありませんでした。

当初やりたかった机にガジェットを並べてかっこよく撮る、と言った写真を撮影することを考えていたのですがちょっと難しそうです。

掌サイズのものを撮影する際や、動画用カメラにつけるにはいいかもしれません。


次に選んだ照明

僕は次に「Neewer 660 アドバンスド」と言う照明を購入しました。

この照明はPixel G1Sと同じく定常光の中でもLEDを使用したもので、安価ながらそこそこの光量があります

選んだ理由は、「予算内であったこと」「光量がそこそこあること」「定常光であること」です。

光量に関しては、LEDで使用される基準の「演色評価指数」が高いと言う点で選びました。

この演色評価指数は、自然光(太陽光)を100とした時にどれくらい近しい光が出ているか?と言う数値です。

購入したNeewer 660 アドバンスドは96なので、金額の割にそこそこ高いです。

さらにPixel G1SよりもLEDの個数が多いので光も大きくなることが期待できます

実際に使用しての感想としては、かなり満足度が高く

Pixle G1Sでは光量不足でできなかった様々な写真を撮ることができました。

作例を見ていきましょう。

そんなに悪くないのでは、、、?と思います。

撮りたかった写真を撮ることもでき、

光量があるので、Pixel G1Sではできなかったレフ板でのバウンスという技もできます

その上、別売のディフューザーを使用すると光源を大きくすることができます。

影のない写真(フラットレイ写真)を作るには欠かせないですね。

また、定常光なので動画でも使用できます実際に使用した動画がこちら。

Log撮影をしているので若干分かりづらいですが、いい感じに撮れている、、、のではないでしょうか

少なくとも悪い結果ではないと思います。

コスパもよく、かなりいい結果が出た照明を手に入れることができました。

しかし、この時の僕はストロボの素晴らしさを知りません、、、。


5.次の次に選んだ照明

次の次に選んだ照明は、Godox TT685Sです。

遂に定常光ではなくストロボを購入しました

このストロボは、安い割に結構光量があって、使い方によっては純正品よりも評価がいいという製品です。

購入した理由は、Amazonプライムデーで安くなっていたからです。

正直な話、ストロボが欲しくて購入したわけではありません。

「カメラ使ってる以上、ストロボ1個くらいもっといた方がいいよな」ぐらいの気持ちで購入しました。

しかし、使ってみて本当に買って良かったと思いました。

「あんな苦労したのに簡単にかっこよく撮れるじゃん!」ってなりました。

これまでの紆余曲折はなんだったのか、、、

LED照明ばかりを購入していたので、「光量が足りないこと」を解決するには相当な金額がかかると思っていたのですが、

ストロボを使用すると安価に、かつ定常光では手に入らないほどの光量が手に入ることに感動しました。

アクセサリーも安価なLED照明に比べてかなり選択肢が広く、Neewer660よりも大きなディフューザーを使用できたので

このようなフラットレイ撮影も簡単にできます

結果的な話ですが、僕が求めていた中では最も汎用性が高く、安い金額で求めていたものが手に入りました。

欠点としては、ストロボである以上カメラから離したところから撮影する場合

ストロボの発光を同期させる発信器が必要となることです。

もちろんあった方がいいのですが、なくてもなんとかなるので(バウンスさせるという方法があります)

現状の予算と合わせて考えることをお勧めします。


紹介した製品の作例比較

ここからは、実際に同じセッティングで撮影した場合の作例を比較していきたいと思います。

同じ被写体を各照明で、カメラの設定を変えてそれっぽく撮影していきます

全て、レフ板はありです。

被写体1 小物:レンズ

Pixel G1S

Neewer 660 アドバンスド ディフューザー無し

あり

TT685S ディフューザー無し

あり

ちょっと撮影ミスってる気も、、

被写体2 そこそこ大きい:帽子

Pixel G1S

Neewer 660 アドバンスド ディフューザー無し

あり

TT685S ディフューザー無し

あり

被写体3 大きい:スリングバッグ

Pixel G1S

Neewer 660 アドバンスド ディフューザー無し

あり

TT685S ディフューザー無し

あり

撮影や編集で結構ミスってる感もありますが、、、ストロボ+ディフューザーがもっともプロっぽい写真になってるかと思います。

ぱっと見では他の光源もいいんですけどね、、、もっとも太陽光に近いのはストロボだと断言できるでしょう。

商品写真のような自然な立体感が表現できるのはいい照明ならではだと思います。


結論:初心者が買うべき照明は?

結論として、

写真だけならストロボを買うべき。最も安くてきれいに撮れる。

動画を撮るならLEDを追加で購入する。

と言えるでしょう。

特にLEDにおいては、今回Neewer 660 アドバンスドを例として挙げましたが

予算のある方(3万円以上)はFalconeyesというメーカーのLEDライトがいいと思います。

光量がある上に面積が広いので、スチル撮影でも活躍すると思います。

ミラーレスカメラの性能が上がってきて、暗所や夜間でもストロボ不要論が多い現状ですが

ストロボがあることで「プロっぽい撮影」ができるというメリットがあります。

ワンランク上のプロっぽい撮影をしたい方は、ぜひ照明に投資することをおすすめします。

また、照明に悩んで僕のように散財した後に後悔するのではなく

購入する前にこれを読んで、後悔のないブツ撮りライフを送っていただけると幸いです

週に一回くらい細々とした更新をしていきたいと思っています。各照明の単体でのレビューも、少しづつ増やしていきたいな、、、

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