SDカードケースを探す人は、そこそこ珍しい人種だと思う。
ほとんどの人はSDカードに初期付属している1枚入りのケース、もしくは100円ショップのケースで済ませるだろう。
探す人は相当なガジェット好きか、カメラマンではないだろうか。
今回はELECOMのSDカードケース(CMC-SDCHD01シリーズ)を紹介したい。
※正式名称はおそらく「SD/microSDカードケース(耐衝撃)」だ。
SDカードケースに求めたスペック
SDカードケースにも種類はさまざまある。
樹脂製、アルミ製、布製。枚数によっては数十枚とかなり大量に入るものも存在している。
僕のSDカードケースの選定基準として
「カメラリュックに雑に押し込んでも中を保護してくれる丈夫さ」
「そこまで高額ではないこと」
の3点を重視して選定した。
そもそも最近のSDカードは大容量だ。α7RVを使用する僕でもSSDを使用すれば数回の受け渡しで終了する。そこまで枚数は重視しない。
思ったより軽くてコンパクト
通販で購入して実際に手にしてみると、思ったよりも小さくて軽い。デザインのゴツゴツしい雰囲気と打って変わって可愛らしい印象を受ける。
重さはHP記載で48gとかなり軽い。重さは軽いが押してみても変形はなく、保護力も十分だと言える。
特に厚みはHP記載16.5mmと名刺入れサイズ。カメラバッグの隙間に押し込んでも問題ない厚みだ。
横幅も一般的なレンズの鏡筒に近しいサイズのため、空きスペースに入れられるのも嬉しいポイント。
ヒンジとパッキンによる防水・防塵性能
エレコムのスマートフォンケースを知る人にとって、エレコムはとにかく保護力を重視している印象があると思う。
この製品もその例にならって耐衝撃を売りにしている。内部のウレタンも安っぽくなく、しっかりと保護してくれそうな厚みがある。さらに嬉しいことに、防水・防塵性を高めるシリコンパッキンを採用している。
流石にIP規格の等級はないが、ちょっとしたことでは内部が濡れないような安心感がある。流石にSDカードを雨のなか交換することはないとは思うが、小雨程度であれば外の持ち運びでも問題なさそうだ。
3種類のカラーバリエーション
このケースはカラーバリエーションがある。よくみるエレコムの黒赤と、エヴァみたいなネイビー緑。そして僕が購入したカーキオレンジだ。
基本的には自分の好みで選ぶのがいいと思うが、このカラーバリエーション実はかなり考えたな素晴らしい内容だと思っている。
まず、カバンの中で見分けがつくこと。全て2色で構成されていることで、カメラバックの中でも一目でどこにあるかわかる。何気にツートンカラーはとても優秀だ。
さらに、複数ケースを持つ人ならばケースごとの見分けがつきやすい。家で大量に保管している人や、プロのカメラマンでも間違えることが少なくなるだろう。色だけでここまでユーザーに寄り添っているのも好感が持てる製品だ。
非常に安価
この優秀ケースの最大のよさ、なんといっても安い。
標準価格は税込1,991円だが、実勢価格は500円台後半〜600円台前半とかなり安価だ。(標準価格が意味をなしていない)。
どう考えても金額以上の性能とクオリティだと言える。作りも悪くないし、流石に国内メーカーなだけあってAmazonで変な中華ブランドを買うより安心できる。
大切なデータを保管するケース。お値段以上の性能のこの製品をおすすめしたい。
