今年のiPhoneの発表が終わった。
Apple Watchも、iPad miniも「これ、あったらめっちゃ便利じゃん欲しい」というように地味にありがたい機能と進化、ユーザー目線のある内容だったと思う。
iPhoneだけは本当に良くなかった。残念だった。何もいいところがなかった。
でも、iPhone 13miniを購入することを決めた。
各所で酷評されるiPhone 13miniを買う理由を、この記事では書いていきたい。
悩んでいる人もぜひ読んでほしい。
発表を見ての心境
12の発表の時はminiの発表に心躍った。使いやすい大きさにMagsafeの搭載、実用性の塊のような素晴らしさは物欲を刺激した。2年間使用したXSから変えることを熟考したが、まだXSで戦えると言う気持ちと、「miniに指紋認証が来たらなんの文句もない」という期待があった。
1年待って期待を超えてくれたら。そんな願いを込めて1年待つことを決めた。
その結果がこれだった。正直心から怒っている。
まるまる2年使ったXSから早く変えたい気持ちを1年間熟成させたのに!
こんなにマスクの世の中で指紋認証を搭載しないなんて。iPad miniには搭載しているiPhoneだけLightning端子継続。iPhoneだけが進化から取り残されているような発表会だった。
しかし買い替えることを決めた。苦渋の決断だ。
悔しいが今回は見送らない。
iPhone13 miniの優れている点
A15チップという高性能CPU
なんだかんだ、iPhone13シリーズは優秀だ。なぜなら、最新だから。
これまでのiPhoneと比べてCPUは間違いなく処理能力は高い。これは最新のiPhoneを購入する1番のメリットと言えるだろう。
特に、スマートフォンを毎日使っている上で最もストレスを生む部分は「動作の重さ」や「処理落ち」などになってくると思う。回線はさておき、処理に関してはA15チップは安心感があると言えるだろう。
カメラ
カメラはいいと言えるだろう。
12シリーズと比べて広角カメラでセンサーシフト式手振れ補正が追加された。
実際に触ったわけではないが、これによって暗所の写真はある程度安心感が増すと期待できる。
さらにシネマモードも搭載された。Youtuber達はこういったサクッと撮れるカメラを購入するのではないだろうか。
ディスプレイ
明るくなった。優れてはいる、と言える。
実感したことがないためなんとも言えないが、実際に見てみると違うのかもしれない。
ノッチ
20%小さくなった。右上のバッテリー表示にパーセント数値が出るととてもいいのだけれど。
バッテリー
12miniと比べて1時間長くなった。この1時間が、僕はとても大きい1時間だと考えている。
端的にって全部地味だし目新しい話は何もない。
しかし12シリーズ等の他のモデルと比べた時に、iPhone13はかろうじて優れているモデルと言えるだろう。
客観的にみて評価できないのに買う理由
理由1:iPhone XSを使っているから
前述しているが、僕はiPhone XSを発売日から 3年間使用している。
このiPhone XSから乗り換えるというのが一つ目の理由だ。
基本的な動作に対して大きな不満はない。しかし周囲からよく聞く内容として
・カメラが11以降夜景において素晴らしく良くなっている
・小さいことは正義だ
・Magsafeがいい
この3つがかなりの頻度で耳に入ってくる。
確かに、iPhone XSはCPUでA12(3世代前)だし、夜景弱いし、miniシリーズに比べて大きい。
MagSafeのポータブル充電器は常に欲しい。
バッテリーがヘタり始めている現状を考えても、サクサク動いてくれる小さいiPhoneに変えるのはいいだろう。
理由2:iPhone miniサイズがなくなるという噂があるから
信憑性は定かではないが、iPhone13miniをもってminiがなくなるという噂がある。
店頭でiPhone 12 miniを手にした時に感じた、歴代iPhone最強のサイズ感なのだが、そんなiPhone 12 miniシリーズが販売不調という記事さえでている。
iPhone13miniが売れなかった時、本当に需要がないとみなされてiPhone14miniがなくなる可能性も高くなるだろう。
14で無くなった時の保険という意味合い+消費者としての意見として今回は応援の気持ちも込めて購入することを決めた。
iPhone14を待たない理由
「iPhone12 miniかiPhone 14 miniにした方が良くない?」という意見もあるだろう。もっともな意見だと思う。
大多数のガジェット好きはそういう考え方になるのが必然だ。
僕の考えとしては14を待つことの方がリスキーだと考えている。
なぜなら、「iPhoneを進化させるための開発が1年では追いつかない」ということが今回の発表で露呈したからだ。
昨今のスマートフォン市場を見ていて、若干の低迷期・迷走期に入りつつあるという印象を受けている。
さらにコロナによる混乱と開発の鈍化・半導体不足はかなりの打撃となっているだろう。
そんな中で1年程度で世間をざわつかせる進化などできるはずもないのだ。来年の発表でも期待して、落胆するために我慢はしたくない。
つまり、1年待つほど期待ができないのだ。
「じゃあ12mini買った方がいい」となるが、iPhone13 miniはiPhone 12 miniで出ていた「バッテリーの持ちが悪い」という問題に対応しているというのも素晴らしい。
13 miniではなく12Sとして、マイナーチェンジと捉えると悪くはないと言えるだろう。
使用する上で、特に不満なく使用できることが予想される+XSと比べると相当快適になるだろう。
CPUが今後どれだけ使えるか、という点でもここでケチって12miniを買うよりも13miniを購入した方が長く使えるという期待がある。
3年後に買い替えるときまで
これまで色々と考えていることを書いてきたが、「悪くはないから仕方なく買う」ということだ。
おそらく、前述したようにiPhoneの劇的な進化には少なくとも3年ほどはかかると考えている。
次の14シリーズである程度の期待通りの進化+新しい技術の盛り込みがあり
15シリーズあたりで安定化+サードパーティの追いつきによるソフト関連の充足があると思っている。
その次、つまり3年後には新たな技術を盛り込みつつ需要の変化も起きてくる頃だろう。このタイミングで買い替えを行うのが、コロナの現状を含めてもいいと考えている。
ある程度の外出ができて、自由に動ける世の中で最新技術のモバイルデバイスをフル活用できる時代だと見込んでいる。
3年後まで、iPhone13miniは戦えるだろう。中継ぎとして使うにはもってこいのサイズ感とスペックだ。
だから僕は、iPhone 13 miniを買う。
予想を裏切ってiPhone 14もしくは15で驚異的に進化してくれれば、もっとうれしいのだけれど。